2012年3月22日から30日まで行う、渋谷教育学園渋谷校サッカー部ドイツ遠征のための事前学習を夏休みからスタートしました。
具体的には、各自にドイツについて調べたいと思うものを列挙させ、各自与えられた1つのテーマについて、調べ発表をすることで、ドイツに渡る前によい準備ができるようにすることが目的でした。
調べることになったテーマは以下の12のテーマです。
1 文化全般(食文化、言語、気候、地理)
2 女子サッカーとドイツで活躍した日本人
3 サッカードイツ代表とブンデスリーガ
4 ケルンとデュッセルドルフとFCケルン
5 ビーレフェルドのサッカーチームと町
6 音楽
7 美術
8 世界遺産とマナー
9 スポーツ
10 学校制度
11 政治
12 東西ドイツ
プレゼンは基本的には登戸グラウンドで練習後に行うか、学校で教室を使用して行ないました。
時間は一人約30分を目標とし、そのうちの15分を質疑応答に使うことを前提に行いました。一番注意した点は、質疑応答の量を多くすることでした。「一人一度は質問するつもりで臨み、発表者に反省が残るように質問する」ことを目標に行いました。質疑応答が多いと発表者が読み上げるだけで完結してしまうことがなく、反省が残り次回以降に改善できる点を見つけやすいことや成長率が高いのが理由です。
そして発表後に各自のプレゼンテーションの良かった点、悪かった点に対して、発表を聞いた生徒が必ず記入し発表者に渡すようにし、他者からの視点で自分の発表を反省する機会を作るよう心がけました。
発表やプレゼン自体は学校でよく行われていることで、準備に困る生徒はいなませんでした。ただ個人でやるプレゼンは初めての生徒が多かったため勉強になったという声が多かったので、やった意味があったという感触があります。
各自発表が終了し、全体の事前学習についての良かった点、悪かった点を感想として提出したので、以下に書き出します。
・ 発表する側は聞き手が興味を持っていることを知っているだけによい準備を心がけるし、聞く側は興味があるので、真剣に聴くために良い緊張感が生まれた。
・ 回を重ねてリンクしていくのが良かった。
・ 様々な分野があったので、なかなか触れないことを知ることができた。
・ 質問に答えることができず準備の重要性を痛感した。
・ 聞き手を飽きさせない工夫が良かった。クイズを出すことや、関係のある音楽をプレゼンに折込み流していた。
・ 学校の授業で行ったプレゼンが活きた。
・ 発表後にみんなに書いてもらった指摘は自分の視点と異なっているので勉強になった。
・ ドイツに親近感がわいた。
・ 聞き手がどういう疑問を持つか考えながらやることが大事だとわかった。